呪術高専札幌校を退学した話

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入学初日の時の写真

普通、入学初日といえば誰しもキラキラとした表情を浮かべているものである。

だが、ここに不安げな顔をした1人の青年がいた。

そう。この俺リボルバーズ丸谷だ。

 

呪術高専は俺の術式を見た瞬間、即合格にしてくれた。あの五条先生も、「君の術式、面白いねぇ」と言ってくれた。

ハッキリ言って、俺は相当強い。

不意打ちで良いならあの五条先生もギリ倒せるレベルである。

 

だが俺は自分の術式をあまり気に入っていない。

なぜなら俺の術式は、呪力を肛門から発生させるからだ。究極にダサい。アルティメットダサ丸なのだ。(ダサ丸の丸は丸谷の丸です)

 

詳しく説明すると、

ガス(屁)に呪力を込め、吸った者の体内から徐々に身体を腐らすといったものである。

これは鼻や口を持たない呪霊にも通用する。

狗巻の(俺の方が先輩なので呼び捨て)術式は耳を呪力で塞げば済むが、俺の技はそうはいかない。人も呪霊も、大概の生物は必ず呼吸をしている。息が切れた時が奴らの最期と言うわけだ。

 

仮に呼吸をしない呪霊が現れたとしても、毛穴ほどの穴があれば俺の術式は通用する。

洗顔フォームみたいな事を言うが、洗練されたキメ細やかな俺の屁が毛穴の奥の奥まで浸透するからだ。

 

そして、俺の「透屁腐術(とうひふじゅつ)」は音を立てる事なく奴らを仕留める。要はすかしっ屁だ。これの難点は相手に出来るだけ近づかなければならない事だ。

一方、音は出てしまうが広範囲の相手を仕留める「爆屁(ばっぴ)」はかなり使いやすい。

ただ、名前も含め何もかもがダサい。

 

ちなみに俺の決め台詞である「屁加減はしねぇぜ」も相当ダサいのであまり言いたく無い。

 

そんなこんなで、術式を発動するたびにクスクス笑われるので自主退学した。

 

P.S.最終回のネタバレをしますと、両面宿儺は僕の屁で倒します。